●20150629

音読がいいと聞きました。

具体的に何がどういいのかはよく覚えていませんが、何かいいぞってことはわかったので、鵜呑みにして実践してみることにしました。ソースは2ちゃんです。

読む文章は、あんまり意味のないものの方が良いと書いてあった気がしますが、意味のあるものの方が読みたかったので、小説にしました。「小説」で検索して、一番上のページに出てきたサイトの一番最初に目に付いた小説を読み始めました。

その小説はいわゆるライトノベルで、「異世界転生もの」というジャンルでした。主人公とか周りの人たちがファンタジー的な世界に突然飛ばされて、そこで色々頑張るっていうジャンルだと思います。あいまいな説明になっているのは、僕がこの「異世界転生もの」というジャンルそのものを若干見下していて、今まで読んだことがなかったからです。

僕が異世界転生もののライトノベルを見下している理由は、3つあります。

3つもあるので、軽く練習がてら読んでみて一頻り小馬鹿にして満足したら終わりだな、くらいの感じで始めたのです。僕の馬鹿にしているジャンルの小説がどれほどくだらないものか、この眼で見極めておくのも悪くない、そう考えていました。


と、ここまでが昨日の話なんですが、今日、僕は会社の休み時間、ずっとその小説を黙読してました。家に帰ってからも音読じゃなく、普通に読んでます。これ、何て言うか、面白いんですね。

食わず嫌いはよくないな、そう実感しました。

あと、音読は一人でやってても結構恥ずかしいので、今日はまだできていません。気分を高めようと「音読 効果」で検索したら胡散臭いサイトばかり出てきたので逆にモチベーションが下がりましたが、これから、隣の人に怒られない程度の音量で頑張ります。




●20150623

最近、海外に行く用事があったんです。東南アジアなんですけど、そこのホテルで出てくる料理が、美味しくなかったんです。

「地元の料理だから口に合わないだけかな」と思っていたら、ルームサービスで頼んだピザも美味しくなかったので、これはいよいよだと思いました。

でも、「美味しくない料理を食べた」というのはある意味ではおいしいネタなので、僕は日本に帰ったらその話をしようと思って、頑張って頭の中に残しておきました。どう美味しくなかったのかを伝えるための面白い表現も、たくさん考えておきました。


それから帰国して、数日後に飲み会がありました。僕は張り切って参加しました。普段の飲み会では黙り続けることで有名な僕ですが、その日は、「美味しくない料理を食べた話」を準備しています。いつもとは違う。そんな自信がありました。

話を始めるためには、道筋が必要です。その日は居酒屋に集まっていたので、僕は出てきた料理を一口食べて「いや〜。やっぱ、日本の料理はうめえな!」と言うところから始めようと考えました。そこから、「こないだ行った海外のホテルの料理は……」と続ける。自然な流れです。


そんな訳で、出てきた焼き鳥をひとつ掴んで食べました。そこで、「いや〜」と言おうとしていた僕の表情が曇ります。

その焼き鳥は、たれが殆ど掛かっていなくて味がない上に、驚くほどぱさぱさでした。本当に肉なのか疑いたくなるほどジューシーさが無くて、飲み込めなくて、要するに不味かったのです。ホテルのピザよりも、不味かったです。

そんなものを目の前に出されて、「いや〜。やっぱ日本の料理はうめえな!」とはとても言えず、僕は黙りました。みんなは別の話で盛り上がります。その後は焼き鳥を貶したい気持ちでいっぱいになりましたが、店を選んでくれた友達(そんなに仲良くない)を気遣ってそれもできず、食べ終わった料理の皿(全部美味しくない)を集めて店員に渡す係に徹しました。


結局いつも通りの口数で帰宅した僕は、すぐに口コミサイトにアクセスし、その日行った居酒屋の店名で検索しました。案の定、無茶苦茶酷評されていたので、少し気分が晴れました。

inserted by FC2 system